運営者
片岡 杏子 / 教育研究者・表現ファシリテーター
東京学芸大学大学院連合博士課程・芸術系教育講座単位取得満期退学。東北芸術工科大学大学院修士課程を絵画制作で修了したのち、学校教員、福祉施設ワーカーとして勤めながら独学で教育学と発達心理学を学び、東京学芸大大学院へ入学。博士課程在籍中に乳幼児の表現発達の縦断観察を行い、表現のはじまりと主体形成、自他関係の関連を研究。大学と民間研究所の研究職を経て、2014年にKATAOKA-labo開設。
「子どもの表現に、物語はなぜ必要か」で第46回教育美術・佐武賞受賞。著書に『子どもは描きながら世界をつくる——エピソードで読む描画のはじまり』(ミネルヴァ書房)。
著書/専門誌への寄稿
January 29, 2021
片岡杏子「造形対話――表現を感じ取ることと「余白」の作法」
『発達165号』 ミネルヴァ書房
January 24, 2017
片岡杏子「「つくる・描く」の内側へ潜る――「気になる子」の生きた主体に出会うプロセス」
『発達149号』 ミネルヴァ書房
December 26, 2016
片岡杏子「子どもの表現の「うつわ」としての社会」
『教育と医学 2017年1月号』 慶應義塾大学出版会
July 24, 2016
片岡杏子「エッセイ・わたしの一枚」
『発達 147号』 ミネルヴァ書房
April 14, 2016
片岡杏子
『子どもは描きながら世界をつくる――エピソードで読む描画のはじまり』
ミネルヴァ書房
March 31, 2016
中学校教科書への写真提供
光村図書出版『美術Ⅰ』
February 28, 2015
片岡杏子「巻頭エッセイ・思っていたのと違っていいこと」
NPO法人東京都公立保育園研究会広報230号
June 30, 2013
片岡杏子「幼児期の「え」と「絵」を見つめる」
『美育文化2013年7月号』公益財団法人美育文化協会
論文等
片岡杏子「表現における空間の一考察——〈わたし〉を支える記憶の解釈として」『美術教育学35号』美術科教育学会、2014年3月
片岡杏子「子どもの表現プロセスにおける大人の役割——感情の相互性と対話のリアリティから考察する」『美術教育学34号』美術科教育学会、2013年3月
片岡杏子「3歳児の遊び場面における体験と自他の位置づけ」『家庭教育研究所紀要 33号』小平記念日立教育振興財団日立家庭教育研究所、2012年12月
片岡杏子「身近な人々との応答性から、子どもにおける〈わたし〉の育ちと表現を捉える——子育てコミュニティの変容をふまえた一考察」『家庭教育研究所紀要 32号』小平記念日立教育振興財団日立家庭教育研究所、2011年12月
片岡杏子「子どもの表現に、物語はなぜ必要か——2歳の描画遊びの応答から」『教育美術 2011年8月号』財団法人教育美術振興会
片岡杏子「子どもの表現と共生する社会」『美術教育学32号』美術科教育学会、2011年3月
片岡杏子「美術表現による〈わたし〉の形成」『日本美術教育研究論集44号』日本美術教育連合、2011年3月
片岡杏子「表象活動の展開にみる子どもの表現のみちすじ」『日本美術教育研究論集43号』日本美術教育連合、2010年3月
片岡杏子「スクリブル活動における子どもの原初的表現——情動の共有から、表象を介した対話へ」『教育美術 2009年8月号』財団法人教育美術振興会
片岡杏子「スクリブル活動における1歳の子どもと親の情動共有」『日本美術教育研究論集42号』日本美術教育連合、2009年3月
片岡杏子「子どもの美術教育に求められる実践的視点——3つの実践環境からの考察」『こども芸術教育研究 Vol.3』東北芸術工科大学こども芸術教育研究センター、2008年5月
片岡杏子「社会における美術教育の展開——「美術」の多様性からの考察」美術教育学29号、美術科教育学会、2008年3月
片岡杏子「子どもの教育における美術指導者の役割と求められる資質能力——美術教育実践者の事例調査 PartⅡ―」『こども芸術教育研究 Vol.2』東北芸術工科大学こども芸術教育研究センター、2007年5月
片岡杏子「社会教育としてのワークショップ——公共的場面における「美術」をめぐって」美術教育学28号、美術科教育学会、2007年3月
片岡杏子「造形遊びによる発達支援の一考察——1〜2歳児の表現行動と母子コミュニケーション」『人間発達研究所紀要 No.18-19』人間発達研究所、2007年3月
片岡杏子「子どもの芸術指導者に求められる資質能力の解明に向けて ―美術教育実践者の事例調査 PartⅠ―」『こども芸術教育研究 Vol.1』東北芸術工科大学こども芸術教育研究センター、2006年8月
片岡杏子「地域コミュニティ施設における造形教育の現状と課題―児童館の造形遊びワークショップを通して―」美術教育学27号、美術科教育学会、2006年3月
その他・共同研究の報告書等
『公共的場面における子どもの芸術教育の方法を検討する実践的研究』(2008〜2009年度 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科院生連携研究プロジェクト)
『ELF(=Environment Learning Framework)持続可能な社会のための環境学習課程テキスト』(2008年度 東京学芸大学環境教育実践施設)
「社会における子どもの美術教育の事例調査と実践理論の研究」(2005〜2008年度 東北芸術工科大学こども芸術教育研究センター、文部科学省オープン・リサーチ・センター整備事業)